生まれて初めてのカラーリングって覚えてますか?


初めてカラーした日のことを、今でも鮮明に覚えています。

地元の高校を卒業し、札幌の美容学校へ進学するときでした。

僕自身が《美容師を目指していたから》という理由ではないと思います。

いろんな細かいルールに縛られていた少年時代から、少しだけ、大人になるステップを一段上がることを許されたからだと、今になって感じます。

多分死ぬまで忘れない、
一大イベントの一つである
【人生初のカラーリング】

本日、そんなお客様のカラーリングをさせていただきました。
お客様が感じてらっしゃる緊張感に負けないように、

同様の緊張感で向き合わせていただきました。

そうすることで、
お客様自身の緊張が軽くなるのでは?という余計なお世話なんですけど。

もちろん半年近く、受験勉強で消耗されてしまった毛先のカットも施して、
大人へのステップを駆け上がっていただきました。
お客様が喜んでくれるこの一瞬が、
私のいちばん大好きな瞬間だったりします。
幸せなお客様あっての、我々、美容師だと。

そう感じた1日でした。