先立って、お客様にはご迷惑をおかけしてしまう部分も出てくると思われますが、何卒ご理解いただきたく存じます。

サービス業において、

【売上】と【営業時間】は、比例しているものですが、“労働者のモチベーション"に関して言えば、完全に比例するものではないと考えています。

ivoryの、今期の目標である

『健全なサロンマネージメント』

限られた時間の中で、いかに価値の高い仕事ができるか。ここが重要です。

たかが1時間、されど1時間。

この1時間に対して、どう対応していくか。

美容室において、営業時間に関してとてもゆるくなっている部分があります。

ラストオーダー後のご来店も、売上のためならやむを得ない。という考え方が日常だったり。

スタイリストに関しては

・予約管理

・サロンワークの効率化

・お客様の時間管理

などの徹底が求められ、営業時間内で、いかに満足いただけるサービスの提供ができるかが今後の課題ですね。

アシスタントに関しては、

・時間の大切さ

・人の時間を頂戴しながら、仕事をさせてもらっているという考え方の理解

・時間管理のたいせつさ

美容師として必要なことを「できる」基盤づくりが求められます。

この労務管理問題は、これまで美容業界がわかっていて目を瞑って、見過ごして来た問題でもあります。

「やる気」と「時間外労働」を天秤にかけさせるという、スーパートップダウンなスタンスにはめ込まれて働いてきた世代には、受け入れがたい時代ですが、だからこそ、その問題に立ち向かうことができるのかも。

しかし、この問題は、お客様にも多少のご協力をいただかなければなりません。

いつもの時間に予約をお取りできないお客様も、中にはいらっしゃると思います。

（そういったことが起こらないように、予約枠に少し余裕を持って対応していく予定です。）

限られた営業時間に多忙なスケジュールを調整してご来店くださるお客様に対して、同じ、もしくはそれ以上の緊張感を持って対応していけるサロンを目指します。

あくまでも人様のお時間を頂いて、仕事をさせていただく、というたいせつなものを感じながら、今後もお客様のしあわせを創造していけたらうれしいですね。

平日の早い時間ご来店タイプのお客様は、月曜日、木曜日がオススメです。

平日の仕事終わりに利用したいお客様は、水曜日、金曜日がオススメです。

土日休みのお客様は、できるだけ早い時間がオススメです。

お客様にご負担をおかけする分、スタッフ全員でより価値のある仕事をしていく所存です。

美容師が人間としてより豊かな生活を送れるよう、願うだけでなくしっかりと行動にうつしていけたらと思います。

2018.04